消費税増税の直前対策

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消費税増税の直前対策


 
     
この記事を読むのにかかる時間 : 約10分


この記事では、
消費税の増税直前にやっておきたいことを解説します。

細かいことが大きなトラブルを招きかねませんので、
充分に注意してくださいね。


消耗品・備品などを直前に補充するときの注意点は


増税の時期が迫ってきたとき、
忘れずにやりたい対策の一番目は、消耗品の補充です。

理由は、お察しの通りです。

増税分の3%でも安く消耗品を購入するためです。

税込63,000円だった消耗品が、増税後の税込金額は64,800円になり、1,800円高くなるからです。

といっても、大量に買うことはお勧めできません。
消耗品を大量に購入し、在庫にすれば弊害も生じるからです。
 

【弊害その1】は、保管場所の問題 です。

事業所やオフィスの小さな区画だとしても
家賃の負担を考慮する必要があります。

たとえば、坪当たり20,000円の家賃がかかっている場合、
0.5坪分のスペースにコピー用紙30箱63,000円を2か月保管しておけば、

この消耗品を使用する時点の負担額は、
63,000円+20,000円=83,000円となります。

この場合には、消費税増税後でもこの消耗品を64,800円で買えるので、
買いだめは18.200円の損失となってしまいます。
 

【弊害その2】は、品質の劣化の問題です。

コピー用紙なら11、2年程度なら品質に変化はないかもしれません。

しかし、湿気を帯びると、コピー後に紙がそり曲がることもあります。

社内で使用する書類であれば我慢できるかもしれませんが、
取引先に渡す書類には不向になります。
 
さらに、コピー機を買い替えて、買い置きしていたトナーなどが使えなくなるといったこともあり得ます。
 
消耗品は、各部署で種類が多いです。増税前1か月前くらいから不足しているものがないかチェックすることをお勧めします。
買い忘れたことに増税直後に気づくと悔しいですから。
 
同じ買うなら消費税増税前に安く消耗品を買いたいですが、
弊害もあるので、補充程度にするといいですね。

購入のめどは、半年内に使いきれる分量で、
買い忘れの無いようにというのが望ましいです。

パソコンのプリンターのインクリボンやトナーの補充は特に注意してください。

マイクロソフト社のWindowsのxpバージョンのサポート期間が平成26年4月9日に終了します。

新しいソフトが利用できないためパソコン本体ごと更新する必要が出てくることも予想されます。

古いタイプのプリンターなどの周辺機器も対応できなくなるかもしれません。


原材料を直前に補充するときの注意点は


製造業や建設業を営んでいる場合には、
原材料を増税直前に補充しておきたいです。

その際、保存期間、保管場所を考慮することは当然です。

消費税の増税前に3%安く購入しても、保存期間中に消費できなくて、廃棄していたのでは意味がありまぜん。

また、保管場所がなくて、倉庫のレンタル費用がかかってしまっては経費の節約になりません。

さらに注意していただきたいのは、支払資金の問題です。

消費税が増税されますと、製品の買いしぶりが予想されます。

運転資金に半年分くらいの余裕があればいいですが、運転資金が2か月分以下の場合には、原材料の駆け込み仕入れが資金ショートを引き起こす恐れがあります。
十分に計算して購入を進めてください。
 
仕入先との付き合いが深い場合には、
消費税の増税直前にばたばたと駆け込み仕入することは、
あまりお勧めできません。

仕入先が駆け込み需要で忙しくしているときに割り込むのはどうかと思います。

資金繰りに余裕があり、保管場所にも問題がないとしても、
通常より数倍の量であれば、時間的な余裕をもって注文すべきです。

ここでは、注文量を約束するから増税後○か月間は、値引きできないかと交渉できないでしょうか。

増税後販売量が冷え込むことは確かですから、お互いにプラスになると思います。


商品を駆け込みで仕入れるときの注意点は


安い消費税率で仕入れられるうちに
十分な量の商品を仕入れしておきたいですね。

前節の原材料の仕入れでも触れましたし皆さんもお分かりだと思いますが、保存期間、保管場所に十分留意してください。

消費税の増税前に3%安く仕入れたとしても、保存期間中に販売できなくて、廃棄していたのでは意味がありまぜん。

また、保管場所がなくて、倉庫のレンタル費用がかかってしまっては経費の節約になりません。

また、支払資金の確保にも十分配慮ください。

消費税が増税されますと、商品の買いしぶりが予想されます。
運転資金に半年分くらいの余裕があればいいですが、運転資金が2か月分以下の場合には、商品の駆け込み仕入れが資金ショートを引き起こす恐れがあります。

支払資金に関して十分に計算して仕入れを進めてください。
 
消費税増税直前に商品を仕入れるうえで、
見逃せない大きなポイントがあります。

前回増税の時に駆け込み仕入れで失敗して大きな損害が生じたケースがあります。

それの商品は、比較的保存のきく食品です。

その食品は、商品ひとつひとつに本体価格146円+消費税4円というように表示されて、税込150円で販売されていました。

それが増税された後には、本体価格146円+消費税7円と計算され税込153円で販売されることになりました。

店頭での混乱を避けるため、この商品には、シールが貼られました。

シールが貼られた商品を見たお客様は

  • 消費税が増税される前の商品を、増税後の高い値段で売っている
    (この店はずるい儲けをしている。)とか
  • 賞味期限に問題はないけれど、増税される前の古い商品を売っている
    (商品の回転の悪い店だ。)

とこの店を敬遠するようになってしまいました。

税込153円になると端数で面倒なため、
このメーカーは、内容量を大幅増量しパッケージを変えて税込160円の商品を新発売しました。

結果販売店では、増税前の商品を、在庫セールとして格安で処分せざるを得なくなりました。

 
このようなケースもあることを念頭に駆け込み仕入れする必要があります。

つまり、消費税額や税込金額が商品ごとに表示されているケースでは、駆け込み仕入れを見送る必要があります。

さらに、メーカーの発売情報を集めパッケージ等の変更などが予定されていないかどうか注意しておくことが大切です。


その他、忘れずにやっておきたいことは


経営的には大きな影響があるとは言えないのですが、
前回平成9年の消費税の増税の時に、私が悔しかったことに関連してこの項目を追加しておきます。

それは、消費税増税の日の朝のことです。

いつものようにクライアントを訪問するため乗用車に乗りエンジンをかけました。

ふと見ると、あるランプがともっています。
「あっ、忘れた」そうです。ガソリンの補給ランプがともっていたのです。

仕方なく、ガソリンスタンドに行ってみると、
午前中はいつもは何台かが止まっているのに、
その日は一台も止まっている車はありません。

スタッフ全員で窓拭きをしてもらい、
増税された消費税の分だけ高くなったガソリンを給油してもらいました。

ガソリンスタンドのスタッフは暇なのでしょう、
ボンネットを開けてオイルチェックをしてくれます。
「オイルがかなり汚れていますよ。交換しますか。」
「お願いします」悔しさが2倍になりました。

ガソリン代はリッター90円くらいだったかと思います。
50リッターほどの給油です。

4,500円分のガソリン代にかかる消費税が3%なら135円だったものがたった一日の差で5%の225円になってしまいました。

金額にしてみれば差額は90円ほどです。オイル交換を合わせても数百円も変わりません。

でもチェックし忘れたことをその日の朝に、たった数時間遅れて気づいたことが悔しかったです。

近日中にやるべき点検や、保守整備を忘れていて同じくやしさを味わってほしくありません。

コピー機やプリンターなどの点検整備、エレベーターの点検整備、車両の点検整備などスケジュールを確認しておくことをお勧めします。
  
  
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大まかなことは分かったけれど、
自分の事業に置き換えた場合、具体的にどうすればよいのか??
 
もう少し、自分の事業内容にそった詳しい解説がほしい・・・!

 ……そのように感じられて当然かと思います。
 
  ですがブログという性質上、
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